将棋を覚えたいけれど、駒の種類が多くて覚えきれない。1局が長く、子どもが最後まで集中できない。そんなときの入口として知られているのが「5五将棋(ごごしょうぎ)」です。
5×5マスの小さな盤と6種類の駒だけで遊べるので、ルールを覚えるのも、1局を指し切るのも早くできます。この記事では、5五将棋の並べ方と動き方、成りや持ち駒のルールを、はじめての人向けに順番に説明します。
この記事の要点
- 盤は5×5の25マス、駒は1人6枚(玉・飛・角・金・銀・歩)
- 駒の基本的な動きや、取った駒を持ち駒として使う仕組みは、ふつうの将棋と同じ
- 相手の陣地は向こう側の1段だけ。そこに入ると成れる
- 1局が短く、駒の取り合いや詰みの形を早く体験できるので、入門に向いている
5五将棋とは
ふつうの将棋は9×9の81マスに、1人20枚の駒を並べて戦います。5五将棋は、盤を5×5の25マスに小さくし、駒を1人6枚に減らした将棋です。使う駒は玉(王)・飛車・角行・金将・銀将・歩兵の6種類で、それぞれの動き方はふつうの将棋と同じです。
桂馬と香車がなく、金と銀は各1枚、歩も1枚だけなので、盤上の駒が少なく、局面をつかみやすくなっています。そのぶん最初から駒がぶつかり合い、本将棋より短い時間で勝負がつきやすいのも特徴です。
駒の並べ方
自分から見て一番手前の段に、左から玉・金・銀・角・飛の順に並べ、玉のすぐ前に歩を1枚置きます。相手も同じ並びを、盤の向こう側から置きます。

ふつうの将棋のように玉が真ん中ではなく、端から始まるのが5五将棋の特徴です。
駒の動き
| 駒 | 動き方 |
|---|---|
| 玉(王) | まわり8方向に1マスずつ |
| 飛車 | 縦と横に、ほかの駒にぶつかるまで何マスでも |
| 角行 | 斜めに、ほかの駒にぶつかるまで何マスでも |
| 金将 | 前、斜め前、左右、真後ろの6方向に1マス |
| 銀将 | 前、斜め前、斜め後ろの5方向に1マス |
| 歩兵 | 前に1マス |

ほかの駒を飛び越えることはできません。相手の駒がいるマスに進むと、その駒を取れます。
成りのルール
5五将棋では、相手の陣地は向こう側の1段だけです。駒がこの段に入るとき、この段から出るとき、この段の中で動くときに、裏返して「成る」ことができます。
| 駒 | 成ると | 成ったあとの動き |
|---|---|---|
| 飛車 | 竜王 | 飛車の動きに、斜め4方向へ1マスが加わる |
| 角行 | 竜馬 | 角の動きに、縦横4方向へ1マスが加わる |
| 銀将 | 成銀 | 金と同じ動き |
| 歩兵 | と金 | 金と同じ動き |
玉と金は成りません。銀は成らずにそのまま進むこともできますが、歩が一番奥の段まで進んだときは、それ以上前に動けないので必ず成ります。
持ち駒と反則
取った相手の駒は自分の「持ち駒」になり、自分の手番に、空いているマスへ打って使えます。成っていた駒を取った場合は、元の表の状態に戻して持ち駒にします。
ふつうの将棋と同じく、次のような手は反則です。
- 二歩:自分の歩がある縦の列に、もう1枚歩を打つこと
- 打ち歩詰め:持ち駒の歩を打って、相手の玉を詰ませること
- 動けない場所に打つこと:歩を一番奥の段に打つなど、次に動けなくなる場所に駒を打つこと
- 王手の放置:自分の玉に王手がかかっているのに、それを防がない手を指すこと
なお、同じ局面がくり返される「千日手」の扱いは、採用するルールによって異なります。本将棋に準じる場合のほか、同じ局面が4回現れたら先手の負けとするなど、5五将棋独自の決まりを設けている例もあります。家庭で遊ぶときは、対局の前に扱いを決めておくとよいでしょう。
5五将棋が入門に向いている理由
- 最後まで指しやすい:盤が小さく、本将棋より短い時間で決着しやすいので、はじめてでも1局を最後まで体験しやすくなっています
- 覚える駒が少ない:桂馬と香車がなく、6種類の動きを覚えれば始められます
- 大事な形を早く体験できる:駒の取り合いや、玉を追い詰める形に、序盤からすぐ出会えます
- 本将棋につながる:駒の動きや、取った駒を持ち駒として使う仕組みは9×9の将棋と共通しているので、本将棋へ進むときにも役立ちます(成れる範囲は、本将棋では相手側の3段になります)
家で子どもに教えるときのコツ
最初は勝ち負けより、駒の動きを覚えることを優先します。大人が強すぎると負けが続いて嫌になってしまうので、大人は取れる駒をわざと見逃すくらいでちょうどよいでしょう。「待った」も最初は何度でも許してあげて、指したあとに「こう動いたらどうなる?」と一緒に考える時間をつくると、次の手を考える練習にもなります。
当社のアプリ「ちいさな将棋」
駒の動きを知らなくても今日から対局できるように、当社で開発したのが、iPhone・iPad用のアプリ「ちいさな将棋」です。5×5の盤で、コンピューターと対局できます。

- 駒をタップすると、動けるマスが光ります。反則になる手は指せないので、ルールを覚えながら安心して遊べます
- 「待った」で、ひとつ前からやり直せます
- 強さは「はじめて」「やさしい」「ふつう」「つよい」の4段階です
- 広告は表示されません。対局は端末の中で完結し、インターネットにつながっていなくても遊べます
「はじめて」と「やさしい」は無料のまま遊べます。「ふつう」と「つよい」は1回の買い切りで開放でき、月額料金はありません。
まとめ
5五将棋は、将棋の大事なルールをそのまま小さな盤で体験できる遊び方です。6種類の駒の動きを覚えたら、まずは親子で1局指してみてください。慣れてきたら、9×9のふつうの将棋へ進むのも自然な流れです。
🏢 このアプリの開発元
株式会社ユナイテッドコーポレーション(大阪市北区・2007年設立)が自社で企画・開発しています。本業は大阪での不動産の売買・買取で、オリジナルブランドJUREMIの物販やアプリ開発など6つの事業を自社で運営しています。App Storeでは、開発者名が代表取締役 栂 淳也の個人名「JUNYA TOGA」で表示されます。
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この記事の執筆・監修
株式会社ユナイテッドコーポレーション(代表:栂 淳也)|宅地建物取引業 大阪府知事(4)第54181号|大阪で創業20年。不動産の売買・買取、空き家・ボロ戸建の再生を手がけるほか、オリジナルブランドJUREMIの物販とiOSアプリ開発を自社で運営しています。会社概要/代表挨拶
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